無職ドクター？

このニュース・・・

英の新進ブランドのデザイナーが合同展示会　英大使館で

いや、いいんですけど。。。

たしかにファッション関係のニュースなので、通常のニュースみたいな即時性が求められるわけじゃないでしょうけど。

でも、13日にあったショーのニュースを20日にって、ちょい遅くないかなあと・・・あ、でも、そうか（笑）。月刊のファッション雑誌だったりしたら、何週間前のイヴェントを紹介するのって、あたりまえですね。それと同じ感覚なのかもしれませんね、これ（笑）。


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高学歴ワーキングプア

最近、本当によく聞く話です。

よそ様の話じゃなくて、実際にわたしにも、PhD（博士号、ドクターともいいますね）を持ってるフリーターの知り合いがちらほらいます。高いお金を出して（あるいは親に出してもらって）高等教育を受け、留学して、むずかしい論文を書いて、ヨコモジで学者さんと討論して・・・でも、仕事がない人たちです。

求職活動してるけどうまくいかない人によく、「世の中、仕事はいくらでもあるんだから！　見つからないって、アンタが選り好みしすぎなのよ」、なんて言いますよね。経験や資格、その他の状況を総体的に見て、どっかで現実と折り合いをつけなくちゃ、就職はできないよって。

そういう意味では、就職できないぷーたろーな博士は、ものすご～く選り好みしてるとも言えますよね。なにしろ大学などの教職、企業の研究所など、彼らの求めるポストはとても限られていますから。

でも、でも、でも。。。

彼ら（の多く）はホントに、専門家なんですよ。お医者さんが医師免許を持っていて、それ（＝医業）以外の仕事をしようとしないのと同じ。親方に弟子入りして10年経験をつんだ鳶職のお兄さんが、鳶以外の仕事をしようなんて思わないのと・・・たぶん、おんなじじゃないかと。

教えること、研究することの専門家なので、それ以外の仕事をするのに抵抗がある。考えられないってのは。。。正直、わかるんだなあ。もちろん個人の資質や性格、専門分野にもよるので、わたしの言ってるのは一般論にすぎないけど。

専門分野が細分化されればされるほど、「できること」が限定されるので、ますます狭き門になるんでしょうね。つぶしが利かないってのは、今の日本では、とても怖いことなんだと思います。

ロスト・ジェネレーションとか、ニート問題とか言いますが、こっちの「博士号はとったけど」若年層も、忘れられないといいなあ。高学歴だから、格差社会の上のほうにいると誤解されている人々・・・なのかもしれません。